「ちょっ⁉ 咲さん何やってるんっすか⁉ キスは契約したやつの特権って自分で言ったばっかじゃないっすか⁉」
怒りを滲ませて私から咲さんを離す潤くん。
でも咲さんはどこ吹く風で。
「それは唇の話だよ。指先ならいいじゃないか、親愛の証だよ」
「えー? じゃあ唇じゃなきゃ良いってことだよね?」
すかさず沢くんが何かを企む笑みを浮かべる。
「じゃあ、ほっぺとかおでこはいいんだよね? 耳とかもあり?」
「耳⁉」
無邪気にすら見える笑顔でとんでもないことを口にする沢くん。
頬や額はともかく、耳は親愛の証にはならないんじゃないかな⁉
「こら沢!」
慌てて潤くんがまた止めてくれたんだけど……。
「なんだよ兄さん、唇じゃなきゃいいんだろ? じゃあ親愛の証としてのキスをする分にはどこだっていいじゃないか」
「……それもそうだな」
「いやいやいやいや!」
説得されないで潤くん!
唇じゃなくても、極上すぎる顔面偏差値のみんなにキスされたら恥ずかしすぎて死ぬ!
「お前ら、少し落ち着け。緋奈が困ってるだろ」
「律さん……」
困り果てた私に律さんが近づいてきた。
三人の暴走を止めようとしてくれていることが嬉しくて思わずキュンとする。
怒りを滲ませて私から咲さんを離す潤くん。
でも咲さんはどこ吹く風で。
「それは唇の話だよ。指先ならいいじゃないか、親愛の証だよ」
「えー? じゃあ唇じゃなきゃ良いってことだよね?」
すかさず沢くんが何かを企む笑みを浮かべる。
「じゃあ、ほっぺとかおでこはいいんだよね? 耳とかもあり?」
「耳⁉」
無邪気にすら見える笑顔でとんでもないことを口にする沢くん。
頬や額はともかく、耳は親愛の証にはならないんじゃないかな⁉
「こら沢!」
慌てて潤くんがまた止めてくれたんだけど……。
「なんだよ兄さん、唇じゃなきゃいいんだろ? じゃあ親愛の証としてのキスをする分にはどこだっていいじゃないか」
「……それもそうだな」
「いやいやいやいや!」
説得されないで潤くん!
唇じゃなくても、極上すぎる顔面偏差値のみんなにキスされたら恥ずかしすぎて死ぬ!
「お前ら、少し落ち着け。緋奈が困ってるだろ」
「律さん……」
困り果てた私に律さんが近づいてきた。
三人の暴走を止めようとしてくれていることが嬉しくて思わずキュンとする。



