「ふーん。まあ、どうでもいいけど。まあ、おれにはその真偽のほどはわからないからね。それよりも、せっかくのパスタだ。きみのほら話で台無しになる前にいただこうじではないか」

 クストディオ、だったら最初からいらないことを言わないで欲しかったわ。

「クスト、あなたってほんっとにイヤな人ね。嘘やほら話ではないわ。なんなら、いまから作ってあげるわ。もちろん、卵が残っていたらだけど」
「はいはい、またいつかな。では、手を合わせて」

 彼は、すでにわたしのことはどうでもいいみたい。

 さっさと手を合わせて「いただきます」をした。

 今日は一日、この隠れ家でのんべんだらりとすごしていた。体を動かしていないにも関わらず、お腹が減っている。

 当然、わたしもすぐに「いただきます」をし、エドムンドとフェリペが作ってくれたカルボナーラとサラダとパンをいただいた。