ぽんたさんの作品一覧

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特殊な力を受け継いでいるといわれるアンダーソン公爵家の令嬢サエ・アンダーソンは、この日宮殿の階段の踊り場で皇帝であり夫であるネイサン・サッカリーから離縁を宣言される。アンダーソン家の女子は代々王家に嫁ぐことが決められており、彼女も例外ではなかった。その為、幼少から厳しい妃教育に耐え、結婚したというのに、彼女は夫からいっさい顧みられなかった。それどころか、夫は彼女の実父の後妻の娘、つまり義姉と公然と浮気をしていた、そして、彼女と離縁後義姉と結婚するとも宣言する。しかも、彼女を隣国の国王に生贄に捧げるとも宣言した。だが、彼女は内心よろこんだ。やっと自由になれる。自由になれるのなら、生贄でもなんでもなるわ、と。が、その踊り場で事故が起こる。義姉が彼女を階段から落としたのだ。全身を強く打ち、気を失うサエ。気を失ったまま、彼女は隣国へと運ばれてしまう。隣国オーディントン国の国王に会うサエ。国王ヴィクター・ホワイトウェイはごつくて強面で、彼女に対して非情かつ無情だった。が、彼女はきく。感じる。「うわぁ、可愛い。こんなに可愛いレディがおれの妻に?」と。事故のショックで彼女は目覚めたのだ。特殊な力「真の声」に。ヴィクターの言葉とは裏腹な真の声。そのお茶目で愛くるしい言葉の数々、まっすぐで真摯な想いに、サエもいつしかヴィクターに心を許すようになり……。というか、うまく扱うようになり……。一方、サエを離縁した皇帝と彼女の義姉は、つぎつぎに不運に襲われて……。 ※ハッピーエンド確約。ゆるゆるでご都合主義な設定、ご容赦願います。
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アイ・ジャックミノー伯爵令嬢は、親どうしの決めた相手であるフェリクス・ラングラン侯爵に嫁いだ。が、ジラルデ帝国の将軍の一人であるフェリクスは、ずっと駐屯地に滞在していて不在。まだ一度も会ったことがないまま月日が流れている。将軍は、彼女に最初に手紙で伝えていた。「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない。おれには、ほんとうに愛する人がいるのだから」、と。アイは「まっ、いいか」と、諦めざるを得なかった。なぜなら、彼女の両親はすでに亡くなっており、彼女には帰るべき場所、行くべき所がないからである。たとえ愛のない夫婦であるとしても、ラングラン侯爵家にとどまるしかない。というわけで、彼女はまだ見ぬ夫にかわってラングラン侯爵家をきりもりし、慈善活動に精を出す。あるとき、彼女はその慈善活動の中で美貌の若い商人と出会う。しかもその青年はアイを気に入り、猛烈なアタックを開始する。が、鈍感なアイはそれにまったく気がつかない。とはいえ、しだいに距離を縮めていく二人。そんな中、フェリクスが突然駐屯地から戻ってきた。 ※全四十五話。ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定はお許しください。
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国境近くに広大な領地を有するカニンガム公爵家。アミ・カニンガムは、ある日手紙を受け取る。差出人は、王都にいる一度も会ったことのない夫バート・カニンガムだった。「離縁する。そちらに到着するまでに屋敷から出て行け」手紙の冒頭でそう宣言していた。が、彼女は困惑する。「えっ? 待って。離縁? わたしたち、そもそも夫婦じゃないわ。屋敷から出て行け? 意味が分からない」そのように。バートは、幼い頃から王都にあるカニンガム公爵家の屋敷いる。物心ついたころより贅を尽くし、レディたちと派手に遊び、およそまともな生活を送っていない。しかも、傲慢でワガママで意地悪でと最悪な性格。そのバートが戻ってくる。アミは、彼を迎え撃つことにした。 ※全十七話。ショートショートです。ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定ご容赦願います。
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ウイルクス帝国の「大聖母」ラン・ウインザーは、慣例に従い皇太子ブラッドフォード・ウエールズの婚約者でもある。ランは、物心ついたころより皇族の為、帝国の為にすべてをガマンし、あきらめ、耐え、尽くし、「祈りの間」で祈り続けてきた。その日、建国の式典のパーティーで、皇太子は理不尽かつ愚かな振る舞いをした。ランにいわれなき誹謗中傷を浴びせた上に婚約破棄、さらには皇都追放を言い渡したのだ。ランはキレた。文字通り、彼女の中ですべてがぶちぎれた。彼女は誓う。「『大聖母』として、良き人としてすべてを犠牲にしてきたけれど、結果はこれなの? バカバカしい。だったら、いっそ悪女になって思うままに生きよう」と。そう決心したとき、彼女の目の前にキラキラ輝く美貌の青年チャールズ(チャーリー)・ラザフォードが現れた。彼はたった一言告げる。「契約結婚しませんか?」そのように。その一言に興味を抱いたランに待ち受けているものは、契約結婚とは名ばかりの溺愛だった。が、ランはそれに気がつくどころかチャールズには愛する人がいると勘違いする。そして、さらに誓う。「どうせ悪女になるのだからおおいに悪ぶってチャーリーの愛する人が良く見えるようにしよう」、と。そして、王宮のレディたちの陰湿な虐めや嫌がらせの場に身を投じ、奮闘を開始する。 ※全三十六話。ハッピーエンド確約。微ざまぁあり。
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※ヒロイン、ヒーロー交互の視点で進んで行きます。 侯爵令嬢のカヨ・セプルベタは、婚約者である皇太子ダニエル・ウルバルリを子どものときから公私ともに守ってきた。その気性と政治的手腕は、「世紀の悪女」と呼ばれるにふさわしいもの。公然と浮気を繰り返すダニエルに愛情はなく、彼女は婚約者としてひたすら尽くし責務を果たしてきた。が、ついにダニエルに婚約破棄と皇都追放を言い渡される。ダニエルの浮気相手である名ばかりの聖女ブランカ・プレシアドとの不貞の場に遭遇したからである。重荷のなくなった彼女は、意気揚々とセプルベタ侯爵領へとひっこんでしまう。そんなある日、早くも悠々自適なスローライフに飽きつつある彼女のもとに、ブランカの婚約者だったクストディオ・トルタハーダが訪れる。彼もまた、ブランカに婚約を破棄されたのである。カヨと彼は、幼馴染的存在ながら気が合わずにケンカばかりしている仲。が、じつはクストディオはずっとカヨのことが好きなのである。実は、彼の母親は隣国の国王に嫁いで離縁され、彼はその国王の血をひいている。しかし、今は「はぐれ王子」と呼ばれ蔑まれている存在。おりしもその国王が暗殺され、彼が跡継ぎとされているらしいことを知る。彼は、いっしょに隣国に来ないかとカヨを誘い、カヨはそれを了承する。「面白いことになってきたわ」、とばかりに。一途にカヨを想うクストディオのカヨへの想いは空回りしまくり、こじれまくっていく。が、鈍感なカヨは、その想いに気がつかない。しかし、ともに行動する内に、彼女もクストディオを意識し始め……。しかも、彼女はなぜか急にモテ期に突入してしまう。クストディオは、あらゆる恋敵や政敵をねじ伏せ、国王の座とカヨを手に入れることが出来るのか? これは、婚約破棄から始まる愛と成り上がりのストーリー。 ※全六十七話。ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定ご容赦願います。
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わたしは名ばかりの王女。「ソッポ王女」と蔑まれている存在。そんなわたしが政略結婚で嫁いだ相手は、ブラッドリー・ダウリング侯爵。ずっと年長の強面将軍である。彼に宣言される。「これは、意に添わぬ結婚だ。だから、おたがいに好きなことをしよう」と。そして、彼はその言葉通り毎日浮気をしている。わたしは寂しさを紛らさせる為と健康の為、飼い犬のアールとともに王立公園でジョギングを始めた。その公園で、美貌の青年ノーマンに出会ってしまった。まさかその出会いが、わたしたちの運命をかえるとは知らずにノーマンに会い続けた。しかし、その付き合いは体裁上だけの夫にバレていた。
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「きみは、宰相の娘だろう?いわゆる政略結婚ってやつだ。そんな相手を愛せると思うか?バカバカしい。きみも、おなじ気持ちだろう?仕方がないからしばらくは夫婦のふりをするが、おれには関わらないでくれ。当然、おれもきみに関わるつもりはないから」 宰相であり公爵の娘であるシヅ・セルヴァンは、ボドワン王国の二人いる王子の一人パトリック・シルヴェストルに嫁いだ初日にそう宣言された。 実母を亡くし、実父と義母と義姉に虐待され、使用人以下の扱いを受けてきた彼女に与えられた使命は、パトリック王子を王太子、ひいては国王にしない為に弱味を握ること。そして、彼の評判を落とすこと。つまり、スパイをすることだった。 もともとパトリックは将軍の地位に就いており、女性嫌いで有名だった。 父の命令に従わなければ、どんな目に合わされるかわからない。 シヅは、命令どおりパトリックをスパイしようと奮闘する。 が、どうも様子が違っているようで……。
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アイ・バッハシュタインは、「孤高の悪女」と名高い悪役令嬢である。公爵である実父、後妻の継母、後妻の息子である義理の兄、使用人たちに嫌われ、疎まれている毎日を送っている。別の公爵令嬢と違い、つるむのが大嫌い。つねに一人で悪女っぷりを発揮している。その為、「孤高の悪女」と呼ばれるようになった。そんなある日、彼女は体調不良で主治医の診察を受けた。その後、主治医と父親との会話を盗み聞きしてしまう。「余命三か月」そう診断されたのである。彼女は、おりしも乳兄妹といってもいい関係の皇太子コルネリウス・ユーヴェルベークに嫁ぐ為の皇太子妃候補をみずから辞退したばかりだった。 「余命三か月」だったら、もう一花咲かせましょう。改心するのではなく、善行を行うのではなく、さらなる悪女っぷりを発揮する。そして、ささやかな望みをかなえるの。 硬く決意した彼女は、辞退したはずの皇太子妃候補の為に行われている修行に乗り込んだのであるが……。 なんだか違わない? 事態は、彼女の望むこととはまったく違う様相を呈して……。 ※ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定はご容赦願います。
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ド底辺男爵令嬢ミヨ・オルコットは、後見人とは名ばかりの叔父一家の借金返済の為、奇妙な仕事を引き受ける。それは、アッシュフィールド公爵家の後妻の役をするというものである。お金の為二つ返事で引き受ける彼女だが、すぐに後悔することになる。夫役、つまりアッシュフィールド公爵役のコリンは超おれ様気質。義父役のクレイグはセクハラジジイ。義理の息子役のヘンリーは超生意気。飼い猫役のシャーロットは犬派のミヨが大嫌い。そんなとんでもない連中と一緒にアッシュフィールド公爵家を演じなければならないからである。それでも、高額報酬の為に耐え忍ぶミヨ。しかし、コリンは「愛など存在しない」と公言したのに時折やさしさや気遣いをみせる。それだけではない。口づけやお姫様抱っこまでしてくる始末。そんなコリンの態度に当惑しまくるミヨ。個性派が揃いすぎていてバラバラバラなアッシュフィールド公爵家に、次から次へと立ちはだかる問題。 ※全五十四話。ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定はご容赦願います。
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超貧乏男爵令嬢のミユ・ギャラガーは、ブレントン・ウインズレット公爵に借金のカタがわりに嫁いでいた姉クラリスが亡くなった為、その後妻として彼に嫁ぐことになった。公爵は、「銀仮面の騎士」と呼ばれる将軍である。彼は、いつも銀仮面を着用していて素顔は醜く不躾で乱暴者でといい噂が一つもない人物。彼女は、その公爵から「亡くなったクラリスしか愛せない。きみは好きなことをしていればいいが、『お飾り妻』にすぎない。そのことを忘れるな」と最初に宣言される。ミユは、実家の多額の借金の為にお飾り妻であることを受け入れる。だが、彼女は姉が不貞を働いていたことを知っている。姉の死因は、その不貞の相手との間に出来た子の堕胎手術が原因だった。生真面目なミユは公爵の為に心を痛める一方、その公爵が真実の愛を見つけて新しい妻を迎えられるよう姉の真実を探ることを決意する。そして、以前調査員の仕事をしていたときのボスや同僚とともに姉の調査に乗り出すことに。その直後、おまえを愛せないと言っていたはずの公爵がミユに強烈に絡んでくるようになり、ミユもまたそんな彼に惹かれていく。 不器用だけれども懸命に想いを伝えようと必死の公爵と、天然無自覚鈍感なミユは、おたがいを意識しあいその距離をじょじょに狭めていく。といいたいところだが、亡くなった姉が「美姫」と呼ばれていたのに比べてちんちくりんの容姿にコンプレックスのあるミユは、素直になれない。そんな中、二人は国家レベルの謀略に巻き込まれてしまい……。 ※全六十一話。ハッピーエンド確約です。ゆるゆる設定ご容赦願います。 ※ハッピーエンド確約です。ゆるゆる設定ご容赦願います。
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「ナオ・バトーニ公爵令嬢、おまえを王妃候補から外す。おまえは、姉に代わって隣国の竜帝に嫁ぐんだ。どうせここにいたって役立たずなんだし、王妃にするつもりもまったくないからな。おれと違って、竜帝は醜く意地悪で乱暴だそうだ。まっ、食われることだけはないだろうがな。言っておくが、おまえは捧げものだ。捧げものらしく振る舞え。いいな?」 アロイージ王国の聖女ナオ・バトーニは、新国王アデルモ・ベルターニからそう宣言され、バリオーニ帝国の竜帝に捧げられることになった。 捧げられるその場で、冷酷非情、醜いと噂される竜帝は、聖女であるナオのことを「不要だ」と宣言する。それでも、ナオはついて行かざるを得ない。追放されるようにしてバリオーニ帝国へ。 そこで、彼女はあらためて竜帝に謁見する。 が、そこには美しくてやさしい竜帝がいて……。 役立たずと虐げられ、愛を知らないナオと、不器用な竜帝。 すこしずつ歩み寄り、愛を育む物語。
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子どもの頃にすべてを失った亡国の王女であるマキ・セルデンは、すべてを奪ったスカンラン帝国の将軍であり皇子の一人であるウオーレン・シャムロックに復讐する為になんでもやってきた。そして、うまく同国の皇宮の侍女として潜り込むことに成功する。あるパーティーでいつものようにドジっぷりを発揮し、ウオーレンの目に留まる。ウオーレンの希望で彼の専属の侍女になるマキ。彼女は、「銀仮面の獣将」という異名を持ち、冷酷非情で凶暴で不躾とだれからも忌み嫌われるウオーレンに仕え、復讐のチャンスを狙う。しかし、ウオーレンは噂とはまったく違っていた。しかも、マキを異常なまでに大切にするのだった。 ドジで鈍感で無自覚で天然だけれども明るく前向きなマキ、不器用で怖がりなウオーレン。奪われた者と奪った者。二人の行くつく先はどこに……。 ※全四十三話。ハッピーエンド確約です。ゆるゆる設定ご容赦願います。
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「フユ。悪いが、きみとぼくとの間に愛はない。もうずっと前からね。ぼくはね、フユ。ずっとずっと捜していたんだ。もう出会えないのではないかと不安で仕方がなかった。諦めかけてもいた。しかし、やっと出会えたんだ。きみにこのうれしさがわかるかい? 心から愛することの出来るレディに出会えた、このぼくの気持ちが。この高揚感が理解出来るかい? だから、彼女をいますぐにでも妻として、正妃として迎えたいんだ。悪いが、きみはもう必要ない。きみはもう自由だ。フユ・オールディス伯爵令嬢として、実家に帰ってるといい」 この日、フユは愛する夫である国王コリン・スティントンから宣言された。その直後、彼女は死んだ。愛してやまない元夫の前で事故死する。 気がついたら、寝台の上だった。彼女は、数日前に戻っていたのである。彼女は決意する。死なないようにしようと。が、何度回避を試みてもかならず死んでしまう。生きることが出来ないなら、死んでこのループを止めようとするもそれもかなわない。 そして、彼女はあることを決意する。 すべてに終止符を打ちたい。 フユは、愛するコリンを想いつつ一人奮闘する。 ※ショートショートです。典型的なループものです。ハッピーエンド確約です。ゆるゆる設定はご容赦願います。
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亡国の「たらいまわし王女」ことチカ・シャウマンは、諸国をたらいまわしにされた挙句に二十五歳年長の「獅子帝」へ嫁がねばならなかった。新しい夫には、チカよりも年長の双子の息子たちと年長の嫁たちがいる。超大国を支配する「獅子帝」とその息子夫婦たちの怖ろしい噂ばかりを耳にしたチカは、すべてを諦め「獅子帝」に嫁いだ。しかし、彼女を待っていたのは……。「チカ、笑顔が素敵すぎる。そんなおまえを愛している」「義母上、お守りします」「お義母様、可愛らしすぎます」熱烈な歓迎、そして超がつくほどの溺愛だった。「え、私ってちんちくりんの『メガネザル』よ。しかも、何の利用価値もないのに何かの間違いか人違いじゃないの? 大丈夫なのかしら」自分に自信がなく幸せと縁のなかったチカは、戸惑いながらも武闘派夫と息子やその嫁たちの愛とやさしさに包まれる。その愛に応える為に自分を変えようとするチカを待っていたのは、「獅子帝」をモノにしたい貴族令嬢たちや彼の政敵たちだった。 ※ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定、ご容赦ください。
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アリサ・クースコスキは伯爵令嬢で王宮の敷地内にある図書館で司書を務めている。その日、彼女は幼馴染で親同士が約束をかわしたガブリエル・ラムサ公爵子息に婚約を破棄された。 ガブリエルは、次週に王宮で行われる予定の舞踏会で婚約破棄を公にするという。 しかも、その場で新しい婚約者も発表するらしい。そのあたらしい婚約者は、アリサとガブリエルのもう一人の幼馴染で絶世の美女であるソフィア・ティーカネン侯爵令嬢という。 子どもの頃に負った火傷の跡が左半面にあるアリサは、すべてのつき合いから遠ざかり、司書として本と過ごす毎日を送っている。そのため、婚約を破棄されることより、そういう場に出ることが苦痛でならないアリサ。 そんな彼女には、子どもの頃から王太子マルコ・スヴェントと本読み友達として交流がある。司書になってからは、勉強家である王太子からの要請があれば資料や文献を準備して図書館に迎え入れている。 婚約を破棄された日も、王太子が図書館にやってきた。いつものように応対する彼女の前に、幼馴染でありガブリエルの新しい婚約者のソフィアまであらわれる。よりによって、彼女もまたアリサに舞踏会に出席するよう強制する。 そして、無慈悲にも舞踏会の日がやってきた。 アリサはソフィアの屋敷で準備をさせられ、彼女とともに舞踏会へと向かう。 アリサとの婚約破棄を発表したガブリエルは、彼女にたいして理不尽な行動をとる。その瞬間状況が一変し、ガブリエルにざまぁが襲いかかることに……。
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「おれがおまえの姉ディアーヌといい仲だということは知っているよな?ディアーヌの離縁の決着がついた。だからやっと、彼女を妻に迎えられる。というわけで、おまえはもう用済みだ。そうだな。どうせだから、異母弟のところに行くといい。もともと、あいつはディアーヌと結婚するはずだったんだ。妹のおまえでもかまわないだろう」 この日、リン・オリヴィエは夫であるバロワン王国の第一王子マリユス・ノディエに告げられた。 選択肢のないリンは、「ひきこもり王子」と名高いクロード・ノディエのいる辺境の地へ向かう。 そこで彼女が会ったのは、噂の「ひきこもり王子」とはまったく違う気性が荒く傲慢な将軍だった。 クロードは、幼少の頃から自分や弟を守る為に「ひきこもり王子」を演じていたのである。その彼は、以前リンの姉ディアーヌに手痛い目にあったことがあった。その為、人間不信、とくに女性を敵視している。彼は、ディアーヌの妹であるリンを憎み、侍女扱いする。 しかし、あることがきっかけで二人の距離が急激に狭まる。が、それも束の間、王都が隣国のスパイの工作により、壊滅状態になっているいう報が入る。しかも、そのスパイの正体は、リンの知る人だった。 ※全三十九話。ハッピーエンドっぽく完結します。ゆるゆる設定です。ご容赦ください。
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「横柄で不親切で思いやりのない態度に加え、その醜さはなんだ。デブで不細工で性格が悪いなどと、最低な女だ。おまえにくらべ、このビクトリアの美しいこと。しかも、聖女のように穏やかで親切で気遣い抜群だ。この二年、夫婦でいてやっただけでもありがたく思え。おまえなど、顔も見たくない。すでに皇族の許可を得、手続きはすんでいる。おまえを離縁する。さっそくビクトリアが移ってくるからな。荷物をまとめてとっとと出て行け」 この日、クミ・グレンデス(オラーノ)は夫であるセシリオ・グレンデス公爵から離縁された。理由は、彼女の外見と内面の悪さだった。 離縁を快諾するクミ。颯爽とグレンデス公爵家を去る。 二年後、ダイエットして美しくなったクミは、隣国モリーナ王国との国境地域で平和に静かに暮らしていた。 じつは、先の結婚は皇族との約束で幼少の頃に決められていて逃れられなかった。その為、彼女は長期的な計画を立てた。セシリオから離縁してもらう為に、わざと醜くなり最悪な性格にして悪役令嬢や悪妻を演じた。離縁後にしっかりと生計を立てられるよう小説家としてデビューもしていた。そして、念願かなって離縁されたのだ。 念願のスローライフを送っているある日、担当編集から小説家仲間アレックス・オルモスを紹介される。たいそう美しいその小説家との出会いから起こるすべての出来事は、まるで小説のまんまである。 戸惑いながらも、クミはしだいにアレックスに惹かれるようになる。そして、「小説のまんま」を凌駕する大事件に足を突っ込んでしまうことに……。 天然無自覚鈍感のクミ。謎めいているはずのアレックス。個性的な周囲。小説を越えたあっと驚くストーリーを紡ぐ。 ※全六十六話。ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定です。恋愛要素はゆるめでコメディ要素濃い目。ご容赦ください。
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「ユイ。来月、結婚前にに約束した契約期間を終了しようと思う。すでに王家には了承を得ている。来月には、あたらしい婚約者を迎える手続きが必要になる。というわけで、きみもこれからの人生をあたらしいパートナーとすごすもよし、一人を満喫するもよし、とにかく好きにやってくれ。おたがい、それぞれの人生でしあわせになる。おれたちの結婚は、しょせん親どうしが決めた「幼馴染婚」ってやつだ。おれたちの間には幼い頃からの情みたいなものはあっても、愛はなかった。おれもきみも、来月から自由だ。いいね?おいおい、そんなに笑顔にならないでくれ。なんだって?おれも笑顔だって?おかしいなぁ。一応、神妙な表情にしているつもりなのに」 この日、夫であるアントニー・パウエル公爵から離縁を告げられた。もともと契約結婚だった。彼には愛する女性がいることも知っている。 何もかもわかっていた。覚悟をしていたはずが、その覚悟が足りなかったみたい。 いままで自分の気持ちをごまかしていたけれど、ごまかしようがなくなっている。 しかし、もうどうしようもない。 いずれにせよ、わたしには時間がない。残された命の時間が。 それだったら、命ある限り病を抱えている彼をどうにかしてあげたい。 彼と彼の愛する女性がしあわせになるよう、祈り続けたい。 この日、そう心に誓った。
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「アヤ・クレメンティ公爵令嬢、聖女の力を失っているにもかかわらず、それを騙りつづけているなどとは言語道断だ」 それが、この物語の開幕の言葉だった。 公爵令嬢アヤ・クレメンティは、プレスティ国に二人いる聖女の一人で王太子アルド・パッティの婚約者でもある。王族主催の舞踏会で王太子に偽聖女の烙印を押された上に婚約を破棄、国外追放を言い渡されてしまい、彼女はそれをあっさりと受け入れてその場を颯爽と去る。 じつは、アヤはこれまで六度の人生を繰り返している。が、その都度死亡エンドを迎えていた。今回が七回目。次こそは生き残りたい。そして、「しあわせな人生(スローライフ)」を送りたい。彼女は、その決意を実行に移す。聖女の力を使い、稀代の女暗殺者カリーナ・ガリアーニを自分に憑依させ、六度の人生で自分の命を奪った男たちを始末させる。その復讐(回避)劇の中、彼女は暗殺者マリオと出会う。なりゆきで行動を共にする二人。しだいにお互いを意識しあい、惹かれ合ってゆく。そして、彼女とマリオは暗殺者たちに襲撃されている隣国ヴェッキオ皇国の皇太子を救う。この出会いで、二人は隣国の政争に巻き込まれてゆく。さらには、聖女の加護を失ったプレスティ王国は壊滅的な状況に陥り、アヤに戻って来るようアプローチしてくるのだが……。 境遇の似た暗殺者カリーナとマリオ。そして、聖女アヤ。二人と一つの魂。暗殺者と聖女という真逆の存在。 「しあわせな人生(スローライフ」を目指して奮闘する。
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「きみは戦利品にすぎない。物や土地、地位や勲章と同じだ。そういうものを愛することはない。そんな価値はない。そうだろう?側に置くことはあってもね。きみは、あくまでもそういう存在だ。ぜったいに愛することのない妻、というわけだ。表向きは、契約婚とか契約妻と思われるだろう。だが、実際はそれすらにもならない。もう一度言う。きみは戦利品だ。それをけっして忘れるな。それ以外は、好きにするがいい」 「はい、殿下。承知いたしました」 わたしは、亡国の公女エリカ・デュトワ。国が滅ぼされてからというもの、数々の国の王侯貴族の間を戦利品としてたらいまわしにされている。今回はフェーブル帝国に勝ったベシエール王国の王太子に戦利品の一つとして贈られた。王太子レイモンド・ロランは、「氷竜の貴公子」と異名を持つ将軍らしい。おざなりの婚儀とパーティーの後、彼から非情なまでの戒めを叩きつけられてしまった。 ああ、そうなのね。そんなことは、もう慣れっこよ。だから、即座に了承した。 これまでは戦利品として分をわきまえ、従順で控えめにしていた。たぶんそれがいけなかったのね。どこの国や場所でも、あらゆる人たちに蔑まれ虐げられてきた。こんな人生、もうたくさんだわ。今回は、悪妻、悪女ぶろう。どうせ蔑まれ虐げられるのなら、強気にでた方がすっきりするにきまっている。 そんなふうに決意したすぐ後、レイという謎の人物に出会った。たいそう美しい顔立ちで強い彼だけど、うさん臭さ満載。関わってはいけないと思いつつ、どうしてもレイのことが気になってしまう。しかも、「戦利品だから、愛さない」と宣言したはずの夫(王太子)が、なぜか絡みまくってくるじゃない。 これってわたし、なんかヤバいことに巻き込まれてしまったんじゃないかしら? とにかく、今回は悪女ぶって図太く生き残るのよ。
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