「お願いします・・・離して貰えると・・・」
「じゃあ、キスしてくれたら離すよ」
その人がクスッと笑った。
いや、不良でもこんなこと言うのかな・・・
怖いよ、もう助けて欲しい。
この場所から早く離れたいのに、掴まれた腕がびくともしない。
気弱代表みたいな私に、このピンチを切り抜けられる気がしない。
「あの、これから気をつけるので、もうフリは大丈夫です・・・」
私は震えたままの声でそう言った。
「じゃあ、キスしてくれたら離すよ」
その人がクスッと笑った。
いや、不良でもこんなこと言うのかな・・・
怖いよ、もう助けて欲しい。
この場所から早く離れたいのに、掴まれた腕がびくともしない。
気弱代表みたいな私に、このピンチを切り抜けられる気がしない。
「あの、これから気をつけるので、もうフリは大丈夫です・・・」
私は震えたままの声でそう言った。



