「由奈、俺はさ。素行が良い方でもないし、態度も不良っぽい。一応社会人だけど全然大人じゃないし、優しくもない」

「上条さんは優しいです・・・!」

「可愛い由奈といたら、由奈のこと壊しちゃいそうで怖いんだ」

「そんなことな・・・」

「じゃあね、由奈」

上条さんは電話を切ってしまった。

その後は何度電話をかけても出てはくれなかった。