藤木さんが私を抱きしめる。


「もう絶対に一人で泣かないでくれ」

「愛してる」


私はそっと藤木さんを抱きしめ返した。


「私も大好きです。貴方になら甘えたい」


藤木さんが愛おしそうに抱きしめる腕に緩め、私と目を合わせた後、キスをした。


「黒岩さん、ずっと隣にいて欲しい」


藤木さんの言葉に私はそっと頷いた。