「なんにせよ仲はいいですよね。一年の雄翔くんと陽向くんは一緒に食堂来ることすらないですし」
「っていうか、雄翔くん食堂に来てるの見たことないんじゃない? 陽向くんはよく見るけど」
千絵ちゃんの言葉に千代ちゃんが付け加えると、丁度少し離れたところから陽向くんの声がした。
「あー! 俺の月姫はどこにいるんだー!」
悲鳴のような声でちょっと注目を集めている。
どうしたのかな?
月姫って何のことだろう?
不思議に思ったけれど、私は陽向くんより雄翔くんの方が気になる。
千代ちゃんの言う通り食堂で雄翔くんの姿を見たことはなくて、ちゃんとご飯を食べているのかちょっと心配。
「……今日も雄翔くん来てないのかな?」
心配からポツリとこぼすと、中島先輩が可愛い顔をしかめて「それなぁ」と話し出した。
「あいつ最近夢見が悪いらしくてさ、朝早くと昼にどっかで仮眠してるらしいんだ。メシは食ってるって言うけど、ちゃんと栄養取れてるか心配なところなんだよなぁ」
「そうなんですか……」
相槌を打ちながら私も心配が増す。
そういえば今朝も疲れたような顔をしてたよね?
仮眠を取ってるって言うけれど、それもちゃんと眠れてるのかどうか。
……仮眠って、もしかしてあの東屋かな?
初めて雄翔くんと会った東屋での出来事を思い出して見当をつける。
ちゃんと眠れてるかどうかだけでも確認できないかな?
そう思った私は、明日の朝あの東屋に行ってみようと決めた。
「っていうか、雄翔くん食堂に来てるの見たことないんじゃない? 陽向くんはよく見るけど」
千絵ちゃんの言葉に千代ちゃんが付け加えると、丁度少し離れたところから陽向くんの声がした。
「あー! 俺の月姫はどこにいるんだー!」
悲鳴のような声でちょっと注目を集めている。
どうしたのかな?
月姫って何のことだろう?
不思議に思ったけれど、私は陽向くんより雄翔くんの方が気になる。
千代ちゃんの言う通り食堂で雄翔くんの姿を見たことはなくて、ちゃんとご飯を食べているのかちょっと心配。
「……今日も雄翔くん来てないのかな?」
心配からポツリとこぼすと、中島先輩が可愛い顔をしかめて「それなぁ」と話し出した。
「あいつ最近夢見が悪いらしくてさ、朝早くと昼にどっかで仮眠してるらしいんだ。メシは食ってるって言うけど、ちゃんと栄養取れてるか心配なところなんだよなぁ」
「そうなんですか……」
相槌を打ちながら私も心配が増す。
そういえば今朝も疲れたような顔をしてたよね?
仮眠を取ってるって言うけれど、それもちゃんと眠れてるのかどうか。
……仮眠って、もしかしてあの東屋かな?
初めて雄翔くんと会った東屋での出来事を思い出して見当をつける。
ちゃんと眠れてるかどうかだけでも確認できないかな?
そう思った私は、明日の朝あの東屋に行ってみようと決めた。