大好きな幼馴染のお兄ちゃんがいた。

お兄ちゃんは鳴宮財閥とも対抗出来るほど、大きな会社の御曹司だった。

私みたいな小さな会社の令嬢にも優しくて大好きだった。

でも、経営難で鳴宮財閥に合併された。

お兄ちゃんは気にしてなかったけど、お兄ちゃんは役員からただの社員になった。

ただただ悔しかった。

そんな時、鳴宮財閥の御曹司から私に結婚の申し出があった。