いつもこんなに分かりやすく顔に出ていたのか……。気づかなかった私は相当2人を信じていたんだろうな。 「……心配かけてごめんね」 「ホント聞いた時は心臓が止まるかと思ったよ。無事に目が覚めて良かった」 心配してましたと言わんばかりに私の手を握りながら話す先輩に、私は今どんな顔をしているのだろう。