「私も岳を支えたいのに・・・」

「うん?」

「岳に甘えてばかりじゃ嫌なの」

私は俯いた。


「結芽、勘違いしてるよ」


「え?」


「結芽の笑顔がどれだけ俺を救ってくれてると思ってるの」

「結芽と話すだけで俺は楽しいし、結芽は気づいてないかもしれないけど俺だって結芽に甘えてる」


「岳が甘えたことなんてないもん」


「気づいてないの?お疲れ様のぎゅーも膝枕も俺がしたいだけだよ?」


「でも夕飯だって作ってくれるし、家事だって手伝わせてる」


「好きな子のためなら俺はなんだってしたいの!」

「それに忘れたの?俺の初めに言った言葉」