「とりあえず!今日の夕飯は私が作るから!」

そう言って、私はエプロンをつけて台所に立った。


「結芽のエプロン姿も可愛い」


「今は甘い言葉はいいからー!」


私が料理を作り始めても岳がずっとこちらを見ている。

「岳」

「うん?」

「なんでずっと見てるの?」

「天使だなーって」

「見ないで!?」

「それは無理だよ。結芽が可愛すぎるもん」