「千幸は何色が好き?もしよければうちで用意——いや、なんでもない」
「?」
用意……?
「ごめん、ちょっと頭が混乱した。千幸と一緒にいて、ドキドキしてるからかもしれない」
「なっ……!!」
相変わらずの忍くんと、大して久しぶりじゃないのに、とても久しぶりな感覚を味わいながら、学校へと歩いて行った。
*
少しして、授業が始まる。
ノートに文字を書き進めると……。
パキッと音して、シャーペンの芯が折れてしまった。
カチカチふたの部分を押すも、芯が出てこない。
やっと出てきた芯は、とても短くてノートの上に放り出されてしまった。
筆箱の中を漁るも、芯のストックももう切れてる。
あー……新しいの買ってもらうの、忘れてた……。
別のシャーペンは使いにくいし同様に芯がもうない。
どうしようかと考えていると……。
右肩をトントンと叩かれる。
「?」
用意……?
「ごめん、ちょっと頭が混乱した。千幸と一緒にいて、ドキドキしてるからかもしれない」
「なっ……!!」
相変わらずの忍くんと、大して久しぶりじゃないのに、とても久しぶりな感覚を味わいながら、学校へと歩いて行った。
*
少しして、授業が始まる。
ノートに文字を書き進めると……。
パキッと音して、シャーペンの芯が折れてしまった。
カチカチふたの部分を押すも、芯が出てこない。
やっと出てきた芯は、とても短くてノートの上に放り出されてしまった。
筆箱の中を漁るも、芯のストックももう切れてる。
あー……新しいの買ってもらうの、忘れてた……。
別のシャーペンは使いにくいし同様に芯がもうない。
どうしようかと考えていると……。
右肩をトントンと叩かれる。


