目が合うと、胡桃ちゃんが嬉しそうにしている顔が見えて、私まで嬉しくなってしまった。


「うん、ありがとう……!!」


ふふ、こんなに楽しいの……いつぶりかな?


不幸体質だとわかって尚、優しくしてくれる友達たちが大事だ。

だからこそ……忍くんとの関係が、崩れないかも心配になってしまった。


確かに……この感情は、恋と言っていいと思う。

けれど、忍くんは私のこと、どう思ってるのかな?

ただの友達?

それともちょっと特別に思っててくれたりするのかな……?


うーん……と悩んでいると、胡桃ちゃんが口を開く。


「まぁまぁ千幸ちゃん、とりあえず甘いものでも食べてリフレッシュしよう!」

「……!!そうだね!じゃあお言葉に甘えて!」