「告白はするの？待つの？」

「ま、待つ……？ええっと……どうしよう……」


告白……上手くいくかな？

私のこと、好きじゃなかったら……今まで通り、話すことって叶わなくなっちゃうんじゃないの……？


そんなことを考えていると、ズキッと胸が痛むような気がした。


「私はどんな方法だろうと、応援してるよ！」

「胡桃ちゃん……ありがとう……！！」

「ふふっ、恋なんて素敵だね……！」

「そ、そうかなぁ」


なんだか、胸がいっぱいな気がするのに、モヤモヤして変な感覚だ。


「うん、私好きな人できたことないから……それに、できたところでお見合いするかもだし」

「あ……。……そっか」


胡桃ちゃんはお嬢様だからなぁ……私とは比べ物にならないほどの。

そりゃあ、お見合いするかもしれないよね……。


「私、胡桃ちゃんがどんな人を好きになっても、その時は応援するから……！！」


胡桃ちゃんの手を握って、そう言った。