「お節介かもしれないけど、私は千幸ちゃんのこと、応援してるから!」

「胡桃ちゃん……ありがとう!え、えっと……じゃあ私、これからどうしたらいいかな……?」


よくよく考えてみれば、お兄ちゃんにもそんなようなこと言われてた……?


「うーん、まずは一緒に帰ってみるとか?」

「え、えっとね……もう、一緒に帰ってるの」

「え?!そ、そうなの!?」


今度は胡桃ちゃんが目をまん丸にする。

立ち上がって机に手を置いて、ぐいっと私に顔が近づいた。


「う、うん……」


ああっ……恥ずかしい……。


今にもプシューと音がなって、爆発してしまいそうなぐらいの照れをどう隠せばいいか、必死だった。


「も、もしかしてだけど……黒瀬くん……」


席に座り直した胡桃ちゃんは、頬杖をつきながら、何かを考えているようだった。


「ふふっ、千幸ちゃん!この恋、実かもよ!」

「えっ?ええっ!?」


そ、それって、忍くんとこれからも一緒にいれるってこと……?