「ふぇっ……!?」


忍くんはにっこり微笑んだままだ。

嬉しい、けどっ……心臓、バックバク……!


その後の授業も、頭に入ってこないぐらいドキドキでいっぱいになってしまった。


しばらく時間が経って、休み時間が来た。


廊下に、胡桃ちゃんがいないかな、と出てキョロキョロしていると……。


「千幸ちゃん……!」

「胡桃ちゃん!あ、あの、お話があるんだけどいいかな?」

「うん!」


保健室で打ち解けてから、すっかりタメ口になれた私たち。