胡桃ちゃんが私の方に突っ込んできて、よし私もやってやるぞって思って構えてたのに、忍くんに攻撃されてしまっていた。


だけどそんな胡桃ちゃんを庇うように五十嵐くんが入ってきて、バチバチに2人が戦い始めた。

隣にいる胡桃ちゃんと目をパチクリさせて、私たちはなんだかレベルの高い戦いに入っていけなくなってしまった。


もしかしてさっき、私たちにわざと勝たせてくれた……？2人とも。


「クソッ……手強いな」


胡桃ちゃんの横からそんな五十嵐くんの声がしてくる。


「あっはは、思ったより雑魚だな」


忍くんがそう五十嵐くんに向かって言った。


五十嵐くんだいぶゲームうまいって胡桃ちゃん前言ってた気がするけど……そんな五十嵐くんのことさえも超えてしまうぐらい、忍くんがうまいってことか……。