「三角関係とか、俺嫌だな」
「忍くんがいやなら私も嫌、かな……」
「そっか。嬉しい。」
にこっと笑ってくれた忍くん。
不機嫌じゃなくなっていて、ちょっとだけ安心した。
「ごめんね千幸、さっきからずっと怖い顔してて」
「えっ？ううん、大丈夫だよ」
「ありがとう。嫉妬してたんだ。千幸のことが大好きすぎて」
「っ……！そ、そうだったんだ」
それなら、嬉しい……！！
「……ねぇ千幸、話変わるけどさ」
「うん？どうしたの？」
「前に言いたかった、大事な話……していい？」
「えっ？あ、うん……！」
別れ話、じゃないんだよね？
なら、なんだろう……。
ドキドキする中、忍くんが大事なお話を始めた。
