仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。

「忍くん……この間、パーティーいたんだね」


緊張しながらも、ついそんなことを聞いてしまった。


「うん、婚約して欲しいって言ったのも俺だよ」

「っ……!そ、そうだったんだ」

「千幸、俺、好きだよ」

「へっ?」

「千幸のこと、好き。千幸も言ってくれたように、恋として好きなんだ」

「んなっ……!!」



少し頬を紅く染めながら、見つめられてそんなことを言われてしまう。


嬉しくて、照れてしまって……どうしようもなく、胸がいっぱいになる。


「気がつかなかった……?千幸が好きって言ってくれる前から俺ずっと、好きだったんだよ」

「そ、そうなの……!?」


そんな夢みたいなこと、あっていいの……?