ふわっふわの卵焼き。

だし巻き卵で、とても美味しい。


早速お箸で口元まで運んで、卵焼きを口のの中に入れると、ほっぺたが落ちそうになってしまう。


「美味しい?」

「うん!」

「実は今日の、俺が作ったんだ」

「え……!!すごいね!」


とっても美味しかった!

忍くんは運動もできて、料理もできるんだ。

すごいなぁ〜!


「ふふ、ありがとう。千幸に喜んでもらえるように頑張った」

「へっ?そ、そうなんだ、あ、ありがとう……」


ポッとほっぺがピンク色になっているような気がした。


すぐに、照れるようなこと言ってくるんだから……忍くんったら。


そんなドキドキするようなお昼休みも終えた。


私はこの後起きるびっくりするようなことなんて知らずに、呑気に忍くんとの時間に幸せを感じていたのだった。