四条さんはメイドさんにそう伝えて、私をソファにそっと下ろしてくれた。


「足怪我してるみたいだから、そこも見てあげて。俺は一度抜けるから、終わったら呼んでくれ」

「承知いたしました」


4人いるメイドさんたちが、私に近寄ってくる。

わ、私どうなっちゃうのっ……?


不安になっていると……。


「ご安心ください、ドレスを替えさせていただくだけですよ」


さっきまで真剣な顔をしていたメイドさんが、にこっと優しく微笑んでくれた。


その笑顔にすごく安心して、おとなしくドレスを替えてもらうことに。


足も冷やしてもらった。


「このドレス、一時的に預からせてもらいますね」

「あ、はい……!」


ドレスを脱がせてもらい、なんと新しい綺麗なドレスを持って来てもらうことに。