〝幼馴染の約束〟 久しぶりに聞いた言葉だなー。 ん?私はどうしたんだっけ? そう思いながら、私は瞳をゆっくりと開ける。 そうしたら、真っ白な天井が私の視界に映った。 そして私は、体をベッドから起こし、右を見ると。 「起きた?十夏?」 「……お兄ちゃん?と……」 お兄ちゃんがいて。 左を見ると。 「……拓也兄ちゃん…?」 私の手を握り、ベッドで寝ている…… ……私を救ってくれた『騎士』がいた────。