うそつきな唇に、キス





「えーっと、えーっと、若サマ、何か思いつきました?」

「…………、」

「じゃ、じゃあわたしから質問しますね!」




これ以上睿霸たちに話をそらされてしまったら、もう戻れない気がする。

何か、何か良い質問を……。


……あ。そういえば。



「あの、睿霸から若サマたちが七席という立場の人だとは伺ったのですが、そもそも〝七席〟ってどういう立場にあるんですか?」




少し前に、若サマと睿霸は七席という立場の人間にある、ということを教えてもらったけれど。


そもそも、なんで彼ら裏社会の人間が、そちら側を統率、否、管理しているのだろう。




「………、おい、喵」

「さわり教えたなら、責任持ってえるに最後まで教えてくださいよ……」

「なんでナチュラルに僕ノせいにされとるん?!」




若サマと琴、両方の非難を浴びて、不当だと訴える睿霸を他所に、若サマが抑揚ひとつない声で教えてくれた。