「動揺させてしまったならすまないね。ただ伊月の姿を見て、伊月自身から話したのかなと思ったんだよ」
「....すごいですね。彼の姿を見ただけで分かるなんて」
「これでも伊月が10歳の頃から見てきているからね。きっと伊月があなたになら話してもいいと思ったんだろう」
どれほどの想いでお二人は伊月を育ててきたんだろう。
どうしたらこんなにも素敵な愛をもって人と接することができる大人になれるんだろう。
「伊月はとても感謝していました。お二人に出会えて育てられてとても幸せだと」
勝手に言わない方がいいかもしれないけど、伝えたくなってしまった。
この3人を前にしたら、血の繋がりなんて関係ないと思わされる。
お互いがお互いを想いあって、大切に想っているのならそれは”家族”という形なのだと。



