隠れオオカミくんに溺愛されてます!?




そして、放課後。



妃沙には事情を話して今日は伊月と2人で帰っている。



また明日以降、彼女へは詳しく報告しなきゃいけなくなりそうだな、なんて思いながら。



「....ここ、俺の家だから」



普段はあまり乗らない電車に乗って、見慣れない道を歩いていくと着いた先は伊月の家だったらしい。



「えっ、ここなの!?」



立ち止まった目の前にあるのは、かなり立派な一軒家。



この地域は有名な住宅街で、お金持ちの人だけが住めるという噂。



そんな場所にこの立派なご自宅があるってことは、伊月のご両親はすごい人なんだろうな。



「行くよ。両親には話してあるから」



「は、はい....」



いくら話してあるからといって、クラスメイトの男子の家にいきなりお邪魔するって緊張しないわけなくない?



だって私は伊月の彼女でもないし...。