あんまり動かないインドア派のわたしに体力ケージがあるとしたら今はあと残り八くらいしか残ってない。

とそんなこんなでいろんなお店を回っては買い物をしているのだが、実は優月と翔湊はずっと手に構えているものがあるのだ。

それは……スマホ。

ふたりは常にスマホのカメラ機能を起動させてわたしを構わず写真に収めているのだ。

気が付かないうちにツーショットを撮られていた、というのもあった。

きっと今のふたりの写真内はわたし、わたし、わたし、で溢れていることだろう。