「ふう、疲れたぁ」
「少し休憩しようか」



 結婚して1年後に開店した私達のカフェはすこぶる順調で、お客さんがひっきりなしに来てくれる。そのおかげで私達家族は3年後に少し広めの土地を買い、住居兼カフェを作った。中庭から母と子供達の遊んでいる声がカフェまで聞こえてくる。


 結婚してすぐに妊娠した私だったが、産んだのはなんと男女の双子だった。どうりでやたらお腹が大きくなると思ったのよね。


 女の子の「クロエ」はうすい金髪に青色の目のエドに似ていて我が子ながら美形だ。反対に男の子の「クリス」は私が男になったと言われるくらい生き写しらしい。考えている時に首をかしげる癖もそっくりらしく、私達が並んでいるとみんな笑ってしまう。クロエとエドが並ぶと友人たちは、ほうっと見惚れているんだけどね……



「お茶の準備できたわよ」
「ケーキも用意した」



 私達のカフェは今日はお休みして、明日の苺祭りの準備をしている。苺祭りはとても好評で隣国からの観光客も多くなったため、3年に1度が今では毎年行われるようになっていた。


 いろんな珍しいフルーツを使ったケーキやジャムが売りの私達のカフェも例年たくさんのお客さんが来る。カフェもそうだがお土産のジャムが飛ぶように売れるので、この1週間エドのお父さんはジャム作りにかかりきりだ。