「郁花さんは、先に支度をしてください。僕はここを片付けるので」

「で、でも……」

「僕は大丈夫ですので、あとはジャケットを着るだけだから」


 私は昨日の失敗を思い出し、ありがたく自室に戻り制服に着替える。
 制服を着てから髪にアイロンをして内巻きにしてセットをしナチュラルメイクをすると自室を出て、もう準備ができている優也くんと教室に向かった。