家に帰った私は頭を抱えていた。

どうしよう。

連絡先も知らないし、所属事務所も違うから連絡先を聞くこともできない。

断る方法が無いように連絡先を教えなかったんだ。

「ずっと待ってる」と言われて、行かないなんて私には出来ない。

10時に約束のカフェに行き、すぐに断って帰ろう。

その日は何故か眠れなかった。