あれから翠くんはすごい優しくなって、私の話も聞いてくれるようになった。

「ゆっくりでいいよ」

なんて最高な、もう飛び跳ねちゃいそうな言葉をかけてくれながら。

クラスも同じだから、相変わらずの沙和ちゃんと澄晴くんと、あと翠くんの四人で登下校を共にしている。

あの日以来私は翠くんのことが相当好きになってしまい、最近はドキドキ……もうバコバコみたいな感じで心臓がうるさい。

もう、いつ私の心臓が壊れるのか怖くて怖くて……。

もしも私の心臓が壊れたら翠くんのせいだね。

「翠くんが心臓壊した」って言ってやろう。

ふふ。

そしたら翠くんは謝るのかな?

なんてね。

翠くん可愛いじゃないかぁ。