一ヶ月後。

「はー、満喫した!」

「けどリリナ、本当についてきてくれるの?」

「私《わたくし》は、サラ様のお世話係なので」

「リリナー!」

私はリリナに抱きついた。

「ありがとう」

そのリリナの気持ちが泣くほど嬉しかった。