「分かりません・・」

それは一体どういうことだろう?

「まぁ、アルフリードに聞いてみなさい」

「どこかで貴方の話を聞いたのかもしれないし」

私は部屋を出る前にもう一度皇后様にお礼を言った。

「また隠れて会いにきてもいいですか?」

「もちろんよ」

またこの国の優しさに触れた気がした。