暫くして私は暁くんにお礼を言った。

「暁くん」

「うん?」

「小説のアドバイス、真剣にしてくれてありがとう。おかげで作品を出せたよ」

「野々花が頑張ったからだろ」

当たり前のことみたいにそう言う暁くんが格好良く見えた。