「部長!新作書いてみました!」

「新作って言っても、初めての作品ですけど」

「こういうの恥ずかしいっすね」

泉くんが私に小説を真っ赤な顔で渡す。

「え!もう書いたの!すごい!」

「短編ですけど・・」

「短編でも初めて小説を書くのは大変だよ。ほんっとうに凄いと思う!」

私は純粋に感動してテンションが上がってしまった。

「読んでいい?」

「お願いします!」

私は泉くんの小説を読み始めた。