次の日。

「昨日の出来事は本当に現実?」

私は教室の自分の机でため息を吐いた。

文芸部に部員が増えたのは良いことだが、我が校の王子が入るとなると話は別だ。

王子3人が文芸部に入ったことは、もう学校中の噂だ。

「文芸部、入部希望増えそうだな」

しかし、そんな私の予想は裏切られた。