折角《せっかく》のロングのストレートの髪をおさげに。

色白の肌とは、反対の真っ黒のメガネをかけて。

大好きな本たちに囲まれた私の楽園の文芸部へ。

文芸部は昨年度、私以外の全ての部員が卒業して、私一人・・・のはずだったのに・・・



「野々花、お前コンタクトにしたら?」



「野々花ちゃん、おすすめの本教えて?」



「部長!新作書いてみました!」



こんな生活聞いてないよ!?