僕は花の色を知らないけれど、君の色は知っている

だけど僕が小学校に入学したばかりのある日、父さんは死んでしまった。

撮影中に機材が倒れる悲しい事故があったらしい。

僕の唯一の味方は、もういない。

棺に収まった父さんを見て、僕はこれまでにないほどの虚無感を感じた。

僕はそれ以来、父さんの愛したカメラを見るのが嫌になった。