隣にいるのはツンデレ彩くん。

***


教室に着くと、クラスメイトはパートナーの話題でとても盛り上がっていた。


「あ!陽菜!」

「結ちゃん!」


ラッキーなことに、私は大の仲良しの親友、結ちゃんと共に入学に成功できたのだ。


「おはよう!パートナー、どうだった?」


そう聞かれて、どうも返事に言葉が詰まった。


「ま、まぁまぁかなぁ……」

「そっか!私はね、結構いい人とマッチングできたんだ!」

「お〜!よかった!」


結ちゃんはとってもいい人だから、本人が認められる相手なら親友として一安心できる。