今まであまりお酒は飲んでこなかったが、これならスルスル飲める。 食事も運ばれてきて、美味しい料理に舌鼓を打つ。 お腹も膨れてきて、いい感じにほろ酔いになってきた。 「ねぇ、依里ちゃん。今って付き合ってる人いないんだよね?」 「は、はい」 「俺、依里ちゃんのこと好きなんだ。よかったら付き合ってくれないかな」 …これは酔っ払いが見る都合のいい夢だろうか。 「絶対大事にするって誓う。だから、俺を選んで?」