「お願いします」 「会社には体調不良で休むって連絡しておいたから」 「そうですか…。皆勤賞目指してたんですけどね…」 落ち込んでいる彼女の頭を撫でる。 「無理しない方がいいよ」 「…はい。どのみちこの顔じゃ行けませんし」 「俺も今日はずっとそばにいるから」 そう言うと、彼女は笑顔を見せてくれる。 ーーやっぱり、彼女には笑顔が一番似合っていると思った。