通話中にもかかわらず、我慢できずに彼女の傍へ歩いていく。 キスをされても、彼女はされるがまま。 目を潤ませ、俺を見上げる彼女に俺は早々に通話を切る。 俺だけのもの。 彼女が魅力的なのは仕方のないことだが、他の男は知らなくていい。 やっぱり、いっそのこと、どこかに閉じ込めておけないだろうか。 もうすぐで完成するアレを彼女の薬指に嵌めたら、彼女が働く必要はない。 ーーそしたら、誰の目も触れないところで隠してかないと。