リビングに入ると、お義母さんが優結ちゃんを呼びに行ったのでいないが皆が座る。
「……で、なぜ今さら帰ってきた?」
「それは……優結に会いたくてっ! だけど、昼間嫌いだと言われてしまいました。だから仲直りをしたいと思って」
「は? 昼間、会ったのか? 優結ちゃんに?」
俺が問いかければ花結さんが頷く。
「怒らせてしまった。あっ、そうだわ! 葵織さん、なんでプロポーズしてないの!? 優結のこと好きじゃないの?」
「今、そんなこと関係ないですよね?」
「は? 関係あるわよ! だって、葵織さんは優結のこと好きだからすでに伝えてると思ってたんだもの……」
……って、ことは。
俺が優結ちゃんを下心ありまくり状態で婚約結婚したって知られちゃったってこと? それで怒った……?



