「聖良がちゃんと動けるようになったら逃げるかもしれないと分かっているんでしょうね……。何がなんでもこの時間じゃなきゃ会わせないと言ってきたわ」
まるで悪態をつくように舌打ちしている。
「……でもどうして上層部はお姉ちゃんを手元に置こうとするの? 前まではそこまでどうしてもって感じじゃ無かったのに」
私の左側を支えてくれている愛良が嘉輪に聞いた。
その質問に私もそういえば確かに、と思う。
私の扱い方をどうするか定まっていないとは聞いたけれど、基本的には愛良のおまけって感じだった。
ここまで念入りに引き止めようとする感じじゃなかったと思う。
でもその答えはすぐに右隣から出された。
「……多分、私のせいでしょうね」
「え?」
「今までも吸血鬼になった“花嫁”はいたわ。でも、純血種の血を入れられた“花嫁”は一人もいないの」
「それは……」
正直、何が違うのかわからない。
そんな戸惑いを表情から感じ取ったのか、嘉輪は続けて説明をしてくれる。
「純血種と“花嫁”。どちらも別の意味で特別な血を持っているわ。その特別な血がかけ合わさったら、どうなるのか誰にも分からないの」
「……」
「……」
愛良と二人黙り込む。
誰にも分からないって……私、どうなっちゃうんだろう……?
まるで悪態をつくように舌打ちしている。
「……でもどうして上層部はお姉ちゃんを手元に置こうとするの? 前まではそこまでどうしてもって感じじゃ無かったのに」
私の左側を支えてくれている愛良が嘉輪に聞いた。
その質問に私もそういえば確かに、と思う。
私の扱い方をどうするか定まっていないとは聞いたけれど、基本的には愛良のおまけって感じだった。
ここまで念入りに引き止めようとする感じじゃなかったと思う。
でもその答えはすぐに右隣から出された。
「……多分、私のせいでしょうね」
「え?」
「今までも吸血鬼になった“花嫁”はいたわ。でも、純血種の血を入れられた“花嫁”は一人もいないの」
「それは……」
正直、何が違うのかわからない。
そんな戸惑いを表情から感じ取ったのか、嘉輪は続けて説明をしてくれる。
「純血種と“花嫁”。どちらも別の意味で特別な血を持っているわ。その特別な血がかけ合わさったら、どうなるのか誰にも分からないの」
「……」
「……」
愛良と二人黙り込む。
誰にも分からないって……私、どうなっちゃうんだろう……?



