え? 有香が?
いやまさか。
有香もチャラ男は嫌いだったはずだ。
それなのに、このいかにもチャラ男って感じの俊君にときめくとかありえないでしょ?
……まあ、カッコイイとは思うけど。
まさかと思いつつ、確認しようと口を開いたとき。
「ほらお前ら席に着けー。出席取るぞー」
と、いつの間にか教室に入って来ていた先生が声を上げた。
周りに居たみんなは渋々といった様子で離れていく。
有香も最後まで粘ったけれど、結局名残惜しげに離れていった。
でもそうして人垣がなくなり先生に俊君が見える様になると、先生の顔がみるみる驚きの表情になっていく。
目を丸くして俊君を見ていた。
俊君の存在に驚いてる?
いや、でも知らせてあるって言ってたし。
それに驚くなら教室入った時点で何か気づくよね?
……ってことは、やっぱり俊君の見た目かな?
髪色もピアスも校則違反になるもんね、この学校じゃあ。
しばらく先生は何か言いたそうに口を開けたり閉めたりしていたけれど、やがて諦めた様にため息をついてうな垂れた。
「あー……じゃあ出席取るぞー……」
結局何も言わない事にしたらしい。
その後はざわざわしながらもHRが始まる。
いやまさか。
有香もチャラ男は嫌いだったはずだ。
それなのに、このいかにもチャラ男って感じの俊君にときめくとかありえないでしょ?
……まあ、カッコイイとは思うけど。
まさかと思いつつ、確認しようと口を開いたとき。
「ほらお前ら席に着けー。出席取るぞー」
と、いつの間にか教室に入って来ていた先生が声を上げた。
周りに居たみんなは渋々といった様子で離れていく。
有香も最後まで粘ったけれど、結局名残惜しげに離れていった。
でもそうして人垣がなくなり先生に俊君が見える様になると、先生の顔がみるみる驚きの表情になっていく。
目を丸くして俊君を見ていた。
俊君の存在に驚いてる?
いや、でも知らせてあるって言ってたし。
それに驚くなら教室入った時点で何か気づくよね?
……ってことは、やっぱり俊君の見た目かな?
髪色もピアスも校則違反になるもんね、この学校じゃあ。
しばらく先生は何か言いたそうに口を開けたり閉めたりしていたけれど、やがて諦めた様にため息をついてうな垂れた。
「あー……じゃあ出席取るぞー……」
結局何も言わない事にしたらしい。
その後はざわざわしながらもHRが始まる。



