そんなやりとりをしているうちに、田神先生達がやって来た。
「聖良! 無事か⁉」
真っ先にあたしの無事を確認してくる田神先生に、あたしは罪悪感を覚える。
血を吸わせたのはあたしの判断。
あのままの岸を放っておく事はやっぱり出来なかったから、吸わせた事自体は後悔していない。
でも、その判断のせいでH生や田神先生達にどう思われるか、どんな影響があるかまでは考えていなかった。
「あたしは、大丈夫です……」
岸に血を吸わせたことを後悔はしていない。
でも、田神先生にそれを言うのはためらわれる。
どうして吸わせたのかと聞かれたら、放っておけなかったからだと言えばいい。
その通りなんだから。
でも、きっとそれだけじゃすまない。
だって……。
だって、きっとあたしはもう選んでしまったから。
岸に会わないでくれと頼んできた田神先生なら、きっと察してしまうから。
それが田神先生を傷つけることになるんじゃないかと思うと怖い。
……ううん、違うか。
傷つくのが怖いのはあたしだ。
田神先生に気づかれて、だから会うなと言っただろうと言われるのが怖い。
誰を選んだのか知られて、非難されるのが怖い。
だから田神先生と目を合わせることが出来なかった。
「……聖良?」
「聖良! 無事か⁉」
真っ先にあたしの無事を確認してくる田神先生に、あたしは罪悪感を覚える。
血を吸わせたのはあたしの判断。
あのままの岸を放っておく事はやっぱり出来なかったから、吸わせた事自体は後悔していない。
でも、その判断のせいでH生や田神先生達にどう思われるか、どんな影響があるかまでは考えていなかった。
「あたしは、大丈夫です……」
岸に血を吸わせたことを後悔はしていない。
でも、田神先生にそれを言うのはためらわれる。
どうして吸わせたのかと聞かれたら、放っておけなかったからだと言えばいい。
その通りなんだから。
でも、きっとそれだけじゃすまない。
だって……。
だって、きっとあたしはもう選んでしまったから。
岸に会わないでくれと頼んできた田神先生なら、きっと察してしまうから。
それが田神先生を傷つけることになるんじゃないかと思うと怖い。
……ううん、違うか。
傷つくのが怖いのはあたしだ。
田神先生に気づかれて、だから会うなと言っただろうと言われるのが怖い。
誰を選んだのか知られて、非難されるのが怖い。
だから田神先生と目を合わせることが出来なかった。
「……聖良?」



