岸が現れたことを知った鬼塚先輩達H生は、隠れていた護衛も集まって色々と騒いでいた。
「どうするんだよ⁉ 知られたらやっぱりH生じゃあ“花嫁”は守れないって笑われるぞ⁉」
「だが、危険を知らせないわけにはいかないだろう?」
「大体お前が“花嫁”から離れなければこんなことには!」
一人が鬼塚先輩の胸倉を掴んだのを見て、あたしはハッとした。
「ちょっと⁉ だめですよ、落ち着いて!」
そうして止めに入ると今度はあたしが睨まれる。
「あんたもだよ! どうして血を吸わせたりしたんだ。吸われなければ先生たちにバレることもなかったかも知れなのに!」
鬼塚先輩の胸倉を掴んだままこちらをにらんだ彼に非難される。
「っ、それは……」
鬼塚先輩達が駆けつけるまで岸が去って行った方を見ながら自問していたあたしは、緩めた首元を直していなかった。
そのため、血を吸われたという証拠の二つ並んだキスマークの様な痕を見られてしまっていたんだ。
「やめろ。聖良は抵抗出来なかっただけかも知れないだろう?」
鬼塚先輩はそう庇ってくれるけど。
「どうだか。その割には抵抗しようとした痕跡も見当たらないけどな」
鬼塚先輩の胸ぐらを離し、彼は吐き捨てる様にそう言った。
「どうするんだよ⁉ 知られたらやっぱりH生じゃあ“花嫁”は守れないって笑われるぞ⁉」
「だが、危険を知らせないわけにはいかないだろう?」
「大体お前が“花嫁”から離れなければこんなことには!」
一人が鬼塚先輩の胸倉を掴んだのを見て、あたしはハッとした。
「ちょっと⁉ だめですよ、落ち着いて!」
そうして止めに入ると今度はあたしが睨まれる。
「あんたもだよ! どうして血を吸わせたりしたんだ。吸われなければ先生たちにバレることもなかったかも知れなのに!」
鬼塚先輩の胸倉を掴んだままこちらをにらんだ彼に非難される。
「っ、それは……」
鬼塚先輩達が駆けつけるまで岸が去って行った方を見ながら自問していたあたしは、緩めた首元を直していなかった。
そのため、血を吸われたという証拠の二つ並んだキスマークの様な痕を見られてしまっていたんだ。
「やめろ。聖良は抵抗出来なかっただけかも知れないだろう?」
鬼塚先輩はそう庇ってくれるけど。
「どうだか。その割には抵抗しようとした痕跡も見当たらないけどな」
鬼塚先輩の胸ぐらを離し、彼は吐き捨てる様にそう言った。



