一日中――もしかしたら三日間ずっと、この綺麗な顔なのに中身は最悪な顔面詐欺男と一緒に過ごすことになっていたら地獄だった。
愛良は赤井で良いのかな?
というのは気になったけれど、愛良は私ほどには赤井のことを嫌ってはいないみたいだった。
攫われかけたのは自分なのに、結構平然と話とかしてるよね……。
赤井が同行することが決まって「よろしくお願いします」と笑顔で言う愛良を見て複雑な気分になる。
愛良……もうちょっと警戒心持とうよ。
愛良を心配するのと同時に、私は愛良の分も赤井を警戒することを心に決めた。
「それじゃあ僕は説明と承諾のために職員室に行きますね。聖良先輩は先に教室に行っててください」
校門前で愛良達と別れた後、浪岡君はそう言って職員室の場所を聞き別行動をとった。
赤井も浪岡君もいなくなってホッと一息つく。
やっと落ち着けた。
家を出たばかりのときは良かったけど、学校が近付くにつれて人が多くなり明らかに注目されていたから。
まあ、それは仕方ないと思う。
中身はどうあれ、赤井達はアイドルかモデルかと言わんばかりの整った容姿をしているんだから。
でも、赤井達が注目される分には良いけどそれに私達も巻き込まれるのは勘弁して欲しい。
愛良は赤井で良いのかな?
というのは気になったけれど、愛良は私ほどには赤井のことを嫌ってはいないみたいだった。
攫われかけたのは自分なのに、結構平然と話とかしてるよね……。
赤井が同行することが決まって「よろしくお願いします」と笑顔で言う愛良を見て複雑な気分になる。
愛良……もうちょっと警戒心持とうよ。
愛良を心配するのと同時に、私は愛良の分も赤井を警戒することを心に決めた。
「それじゃあ僕は説明と承諾のために職員室に行きますね。聖良先輩は先に教室に行っててください」
校門前で愛良達と別れた後、浪岡君はそう言って職員室の場所を聞き別行動をとった。
赤井も浪岡君もいなくなってホッと一息つく。
やっと落ち着けた。
家を出たばかりのときは良かったけど、学校が近付くにつれて人が多くなり明らかに注目されていたから。
まあ、それは仕方ないと思う。
中身はどうあれ、赤井達はアイドルかモデルかと言わんばかりの整った容姿をしているんだから。
でも、赤井達が注目される分には良いけどそれに私達も巻き込まれるのは勘弁して欲しい。



