「お姉ちゃんもだよ? 今のは赤井先輩が悪いと思うけど、守ってくれるって人にそんな風に険悪じゃあダメでしょ?」
浪岡君に続く様に愛良も私をたしなめる。
でも私は守って欲しいなんて頼んでない!
と口にしそうになってグッと喉に力を入れる。
分かってる。そういう問題じゃない。
こっちが望んでいる訳じゃないし、彼らにとっては義務でしかないけど、それでも守ってくれるんだ。
感謝はしても、嫌ってばかりいるのは良くない。
……分かってる、分かってるよ。
赤井と二人、年下に叱られて押し黙った。
チラリと赤井を見ると丁度目が合い、二人同時にフン! と鼻を鳴らして顔を背ける。
分かってるけど、嫌いなものは嫌いなのよ!
そんな私達の様子に浪岡君が軽く溜息を吐いた。
「この様子じゃあ、僕が聖良先輩に付いた方が良さそうですね」
浪岡君の言葉の意味を聞くと、どうやら護衛は同じ年ということで浪岡君が愛良に、赤井が私に付くことになっていたらしい。
当然の様に赤井は嫌がったらしいけど、学校に行くんだから同じ学年の方が都合がいいという事で田神さんが黙らせたんだとか。
でも、今の私と赤井の様子を見て浪岡君は一緒にしない方がいいと判断したという事だった。
良かった! そう判断してくれて!
浪岡君に続く様に愛良も私をたしなめる。
でも私は守って欲しいなんて頼んでない!
と口にしそうになってグッと喉に力を入れる。
分かってる。そういう問題じゃない。
こっちが望んでいる訳じゃないし、彼らにとっては義務でしかないけど、それでも守ってくれるんだ。
感謝はしても、嫌ってばかりいるのは良くない。
……分かってる、分かってるよ。
赤井と二人、年下に叱られて押し黙った。
チラリと赤井を見ると丁度目が合い、二人同時にフン! と鼻を鳴らして顔を背ける。
分かってるけど、嫌いなものは嫌いなのよ!
そんな私達の様子に浪岡君が軽く溜息を吐いた。
「この様子じゃあ、僕が聖良先輩に付いた方が良さそうですね」
浪岡君の言葉の意味を聞くと、どうやら護衛は同じ年ということで浪岡君が愛良に、赤井が私に付くことになっていたらしい。
当然の様に赤井は嫌がったらしいけど、学校に行くんだから同じ学年の方が都合がいいという事で田神さんが黙らせたんだとか。
でも、今の私と赤井の様子を見て浪岡君は一緒にしない方がいいと判断したという事だった。
良かった! そう判断してくれて!



