【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。

 そのときついでに画面に出て来たメール着信のお知らせに有香の名前を見つけた。

 バタバタしてて、今の今まで気付かなかった……。

 一通だけでは無さそうな上に、他の人からも着信があるみたいだった。


 ……仕方ない、後で確認しよう。


 あまりの多さに返信が大変そうだと判断した私は、今は止めておこうと判断した。



「そうだね。ランドリー室とかも見ておきたいし、出ようか?」

 と言う愛良の答えに、私達は部屋の鍵とスマホだけ持って廊下に出た。


 さっき案内されたばかりの廊下を逆に進み、エレベーターの所に来る。


 ランドリー室の大きなドアを開けると、すぐ目の前には三台の自販機があった。
 軽くラインナップを見ても、お茶やコーヒー。スポーツドリンクから炭酸飲料まで一通り揃っている。

 これなら夜突然喉が渇いても大丈夫そうだ。
 値段も普通より少し安めになっていて学生に優しい。

 よしよしと頷いて右に視線を向けると、そこがランドリーになっていた。

 全自動の洗濯機が両端に三台ずつ並んでいて、それぞれの洗濯機の上に乾燥機が設置されている。


 その中の一台の前に、同じ階の住人であろう女子生徒が一人いた。
 目の前の洗濯機が回っているから、洗濯をしに来たんだろう。