【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。

 間取りは同じだろうけれど、どんな風に整えられているのか興味がある。


「愛良はグリーンってイメージじゃないしねー」

 と呟きながら廊下に出た。

 隣の部屋のドアをコンコンと軽くノックする。

 それだけでも中にはちゃんと聞こえるようで、すぐに中から足音が聞こえてドアが開けられた。


「あ、お姉ちゃん。あたしも今そっち行こうかと思ってたんだよ」

 そう言って愛良は部屋に招き入れてくれる。


 パッと見た感想は、ピンクだった……。


 間取りは左右反転している以外は同じで、全体的にピンクで統一されている。

 でも悪趣味な感じではなく、優しい色合い。
 薄めのピンクがメインで、所々にメリハリを付けるように濃い色や模様がある。


「へー、いい感じじゃない」

 愛良のイメージとしては悪くない部屋だ。


 そう思って口にした感想に、愛良も「お姉ちゃんの部屋はどうだった?」と聞いてきた。

「間取りは左右反転してるだけで、全体的にグリーンで纏められた落ち着く部屋だったよ」

「そっかぁ。まあ、お姉ちゃんはピンクってイメージじゃないしねー」

 答えを聞いた愛良は、さっき私が彼女に対して思ったのと同じ感想を口にした。


 ……やっぱり姉妹って事かな?
 同じ事考えてるとか。


「制服はどんなだった? 私はセーラー服だったけど」